「依然十分な効果がみられない」
国大交付金の共通指標配分に懸念
財務省が財審歳出改革部会で意見
財務省は、国立大学運営費交付金や私学助成に関して、これまで進めてきた共通指標に基づく配分や定員割れの度合いに応じた減額措置といった〝メリハリある〟支援は、「依然十分な効果がみられない」と指摘し、施策の強化に努めるよう注文した。また、入学者の減少が予測されるなかでの高等教育支援のあり方にも言及。国の制度や支援のあり方について、〝量〟の拡大ではなく、学生の能力向上を実現できているかという〝質〟の観点を重視する方向に見直しを進めることを提言した。11月14日に開催された財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会の歳出改革部会で意見表示した。
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