2020年4月16日 避難所外避難者の迅速な把握の備えが不十分 災害時の「住まい確保」で行政評価・監視(第3244号)

避難所外避難者の迅速な把握の備えが不十分
災害時の「住まい確保」で行政評価・監視

総務省は、被害者の生活再建支援の視点から、被災者への支援の実施状況や支援を行う上での課題を把握するとともに、今後、起こり得るとされる災害への備えの取組状況等を調査し、このほど各地の工夫例を取りまとめるとともに、内閣府に対し必要な改善措置について勧告した。それによると、避難所開設期の避難所外避難者の把握・支援において、避難所外避難者の把握のための備え(名簿の更新、優先順位の設定)が不十分で、迅速に把握できなかった例があることなどの課題が明らかになった。その上で、今後に向けた取組として、地方公共団体において、発災直後の避難所外避難者のニーズを的確かつ迅速に把握するための方策の検討などが重要としている。

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本紙の特色  『行政評価情報』は、評価専担組織である総務省が行う政策評価、行政評価・監視の結果とそれに伴う通知や勧告の詳細情報を中心に、行政機関が実施する政策評価の状況を掲載しております。勧告後の改善状況、第三者機関による評価手法等の見直しなど、各府省の評価活動を紹介しております。また行政改革、行政管理、地方行政の他、人事院や会計検査院の活動もフォローしております。
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