2024年9月6日 日本介護福祉士会が創立30周年 人材確保に注力 「介護現場で中核的な役割を」

今年、日本介護福祉士会は創立30周年を迎えた。この節目を記念する式典が、24日に東京都内で開催された。

「この30年の間に、介護福祉士の役割はますます重要になった」。

日本介護福祉士会30周年記念式典(24日)

日本介護福祉士会の及川ゆりこ会長は挨拶の中で、高齢化の進展や福祉ニーズの多様化・複雑化などを念頭にこう指摘。「今後も、私達の役割である利用者様おひとりおひとりのその人らしい生活を支えるため、介護福祉士の人材育成に全力を尽くしていく」と決意を述べた。

武見敬三厚生労働相は祝辞(日原知己社会・援護局長が代読)で、「介護福祉士の皆様には、専門的な教育のもとで培った知識やスキルを十分に発揮し、介護職の中で中核的な役割を担って頂くことを期待している」と表明。引き続き人材確保に向けた施策を総合的に展開すると説明し、「介護福祉士が社会の期待に応えられる国家資格であり続けられるよう、しっかりと取り組んでいく」と強調した。

日本介護福祉士会はこの日、創立30周年にあたり職能団体としての「宣言」を発表。国民の尊厳ある生活・暮らしに責任を持つことなどを使命とし、より質の高いサービスを提供すべく、介護職チームの中で中核的な役割を果たしていくことを約束した。

あわせて、全ての介護・福祉現場で虐待や身体拘束などの防止・廃止を目指す方針も打ち出した。

 


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