2022年8月26日 「文理横断・融合教育」中教審大学振興部会で議論(第9161号)

政府挙げて推進「文理横断・融合教育」
レイトスペシャライゼーションは〝有意義〟
中教審大学振興部会で議論 リソース共有化も有効

政府をあげて推進することを目指している「文理横断・融合教育」。これからの時代にわが国成長力を向上させるうえで必要不可欠な教育のあり方として、従来にも増して注目を集めており、文部科学省をはじめ内閣府科学技術・イノベーション会議、さらには政府のさまざまな会議で目にし、さらに産業界からも、取組を求める声が寄せられている。こうしたなか、文理融合教育のあり方を中心に検討している中央教育審議会大学分科会の大学振興部会がこのほど開催され、文理横断・融合教育を進めるうえでの「審議経過メモ」が示された。文理融合教育の推進体制として、社会の要請の変化に即した柔軟な学位プログラムの機動的な編成や、複数専攻制、さらに入学後に学生自身が学ぶ分 野を決める「レイトスペシャライゼーション」の考え方に基づく取組も、〝有意義〟とした。さらに、コンソーシアムや大学連携推進法人を組成して人的・物的リソースの共有化を図るなども、有効な取組としている。

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