■ポイント□
〇展示標本を自宅から鑑賞
〇専用ゴーグル着用で3Dビュー映像を楽しめる
〇学生教育にも活用
麻布大学いのちの博物館は、おうちで学べる・楽しめる『バーチャルいのちの博物館』を開館した。博物館の展示標本を自宅などの好きな場所から好きな時に鑑賞できるよう、最新のVR技術の採用によって、展示室の様子や動物の標本を高画質の3DビューとVR映像で公開している。VR映像としての鑑賞には専用ゴーグル(Oculus Quest2推奨)が必要だが、3Dビュー映像はPCやスマートフォンで楽しむことができる。
この約2年間、新型コロナウイルスの感染拡大による感染予防対策のための入場制限や、外出自粛の拡大により、博物館を訪れる機会が減少していた。このため自宅に居ながら、安心・安全に展示標本を鑑賞しているように楽しめるバーチャル展示を開始。学外者の鑑賞だけでなく、同大学生教育にも活用している。
麻布大いのちの博物館は、アジアゾウやキリン、ヘビなどの全身骨格を中心に、約500点もの動物標本を展示している。骨格標本はレプリカではなく全て本物の骨による展示が特長。本物の標本による迫力のある展示により、肌で感じ、いのちの大切さを学んで、楽しむことができる。同館は2015年9月に開館し、これまで延べ約3万3000人が来場した。