「25年度のPB黒字化」は堅持
財政制度等審議会「建議」の方向性
財務大臣の諮問会議である財政制度等審議会による提言である「建議」の方向性が明らかとなった。建議は来年度予算編成上で大きな影響力を持つ経済財政運営と改革の方針「骨太の方針」に反映されることとなるもの。5月16日に開催された経済財政諮問会議で報告された。新型コロナ感染症やロシアによるウクライナ侵略など不確実性が増大するなかでも、「財政健全化目標を後退させれば信認を失うリスクが大きい」と指摘。2025年度PB(プライマリーバランス、基礎的財政収支)黒字化などの目標を堅持する決意を表明し、歳出・歳入両面の改革を進める必要性を強調した。
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