2022年3月10日 【横市大】学生栽培大麦で作ったビール、今年も完成 クラフトビール「KORNMUTTER「豊穣のしるし」」10日から発売

 

横浜市立大学では、木原生物学研究所で栽培された大麦を使用して製造したクラフトビール第5弾KORNMUTTER「豊穣のしるし」を3月10日から発売する。

横浜市大の舞岡キャンパスにある木原生物学研究所は、コムギ博士として知られる故木原 均(1893-1986)が創設。生物の多様性と進化から地球環境の変化と人類発展の歴史を学び取り、子供たちに未来を託すために、医食同源に通じてSDGs達成に貢献する植物科学・食料科学の教育と研究を進めている。

同研究所の圃場で学生が作ったビール大麦「ミカモゴールデン」を原材料に、神奈川県内の醸造所サンクトガーレン有限会社による製造協力を得て、今年も横市大オリジナルのクラフトビールが完成した。

昨年は、コロナ禍で思うような活動ができず、収穫した大麦が使えない状況だったが、「クラウドファンディングプロジェクト」を発足。さまざまな人々から支援を得て、同研究所が育てた横浜産の麦を使ったビールを製造し、活動を継続することができた。今年は2年ぶりに自分たちで育てた大麦の麦芽でビールを製造した。

木原生物学研究所では、未来開発研究プロジェクト「みらい麦畑化計画」の一環として、自然の循環を意識したオリジナルのクラフトビール KORNMUTTERを世に送り出し続けている。普段は植物科学を学ぶ学生たちが研究室を飛び出し、ビールを作り、販売する過程で、人と人のつながりにより多くのことを学び、成長しながら〝みんなのクラフトビール KORNMUTTER〟を次の世代に繋げることとしている。


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