農林水産省は、消費者庁、環境省と連携し、「あふの環(わ)2030プロジェクト~食と農林水産業のサステナビリティを考える~」の取組の一環として、第回国連総会開催時期にあわせて、9月18日から28日にかけてサステナウィーク「未来につながるおかいもの」を実施する。期間中、「あふの環2030」に参画する企業等とともに、サステナブルな取組を発信、店頭等でPRすることで「見た目重視から持続性重視のおかいもの」が増えることを目指すとしている。
あふの環2030の目的・取組
「あふの環2030」は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の2030年までの達成を目指し、持続可能な消費を広めるための活動を推進するプロジェクト。農林水産省、消費者庁、環境省が連携して進める取組で、「スペンドシフト~サステナブルを日常に、エシカルを当たり前に!~」を合言葉に、生産から消費までのステークホルダーの連携を促進し、今の世代だけでなく次の世代も豊かに暮らせる未来を創ることを目指している。
取組では、サステナウィークのほか、勉強会や交流会、サステナアワードなどを行うとともに、個々のメンバーの取組について国内外への発信等を行っている。
サステナウィークの実施概要
サステナウィークでは、あふの環2030メンバーを中心に、①Webショップ・小売店舗でPR ②全国各地でイベント開催 ③ハッシュタグキャンペーン ― といった活動が行われる。
①では、Webショップ・小売店舗などで、共通のロゴやイラストなどを掲示し、サステナブルなイチオシ商品やサービスをPRするとしている。
②では、参画企業・団体が日本各地で「サステナビリティ」をテーマにイベントを行う(今年度はオンライン・一部地域で開催予定)としている。
③では、「#サステナウィーク」、「#Sustainability Action」、「#あふの環」等のハッシュタグを添えて各企業等のサステナブルな取組を発信するとしている。
[サステナウィークのコンセプト]
私たちの生活は、農林水産業、ひいては自然環境からの恩恵を大きく受けています。生命を支える「食」と安心して暮らせる「環境」を未来に継承していくためには、気候変動や生物多様性の危機など、自然環境を取り巻く様々な問題から目をそらすことはできません。
しかしながら、私たちが、普段何かを買ったり、食べたりしているときに、それが自然環境にどんな影響を与えているのか思いをはせる機会はなかなかありません。
サステナウィークをきっかけに、見た目だけでなく、食と農業、林業、漁業に携わる多くの関係者の地道な努力、環境に良い活動にも注目してみませんか。サステナウィークは、サステナブルな消費に向けた「小さな一歩」や、何を買えば良いかのヒントが見つかる11日間です。