2021年7月20日 【萩生田大臣】コロナ禍でも可能な限り大会開催を 鳥取県高校野球対応で

鳥取県の高校の野球部が学校関係者の新型コロナウイルスへの感染を理由に、その後参加が認められたものの、県大会への参加を辞退する事態となったことを受けて、萩生田光一文部科学大臣は、「コロナ禍であっても、可能な限り子供たちの貴重な成果発表の場を確保することの重要性を関係者に十分理解していただくよう周知徹底に努める」との方針を示した。7月20日の閣議後会見で述べた。同日付けで、関係団体や教育委員会に対して、あらためて通知を発出したことも明らかにした。

大臣がスポーツ庁に「再考」指示

夏の甲子園大会の予選となる県大会で、学校関係者の感染により大会の規定により出場を辞退した件について、萩生田大臣は「私からスポーツ庁に指示し、日本高野連を通じ、鳥取県高野連に対して、生徒の貴重な成果発表の機会を確保するという観点からの対応をお願いした」と説明。その後、昨日夕方大会主催者である鳥取県高野連理事会で、対戦校の理解を得た上で、米子松蔭高校の再試合が正式に認められた」という。

文科省では、これまでも部活動をはじめとした子供たちの貴重な成果発表の場となる大会の開催や生徒の参加について、大会主催者らに対して、適切な配慮を要請してきたが、萩生田大臣は、「コロナ禍であっても、可能な限り子供たちの貴重な成果発表の場を確保することの重要性を関係の皆様に十分ご理解いただけるよう周知徹底に努めるとともに、引き続き部活動を含めた子供たちの健やかな学びの確保のために、関係団体と連携を図っていきたい」と語った。


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