2021年7月5日 【関西医大】超立性調整障害児の運動療法と機器開発へクラファン実施

関西医科大学(大阪府枚方市)小児科学講座の石崎優子准教授は、運動不足で悪化している重症の起立性調節障害児の運動能力の回復を目指した新しいトレーニング機器と運動療法開発のため、READYFOR株式会社(東京都千代田区)が展開するクラウドファンディングサービス「READYFOR」を利用して広く寄付を募る。

今回、石崎准教授らが目指すトレーニング機器・治療法開発は、「朝起きると体が動かない、めまいがする」などの症状がある起立性調節障害が重症化し、立って運動することが難しい子どもたちに、寝たままでも有効な治療を提供するためのもの。

また、昨今のコロナ禍の影響を受けたロックダウンや外出自粛から運動不足になった結果、起立性調節障害の症状を呈する子どもが増えているとの報告もある。

今回の挑戦により、従来は薬を飲んでもカウンセリングを受けても治らない、と諦めていた子どもたちに身体活動の重要さを伝え、適切な運動療法を行い、早期の社会復帰と中長期的に健全な人格形成を支援することができると期待している。


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