若手の活力向上や研究者の事務負担軽減
財務省が科学技術改革を財政審分科会で提言
財務省は、11月1日に開催した財政制度等審議会分科会で、科学技術に関する改革の方向性を提言した。わが国科学技術関係予算は主要国と比して遜色ない水準であるが、論文数シェアの低下など低迷しているとの指摘があるとした上で、「若手研究者の身分の不安定」「研究時間の確保が困難」といった課題をこうした現状の要因としてあげている。提言では、①若手研究者の活力向上、②研究者の事務負担の軽減、さらに、③「産業界から大学への資金の流れや政府の基礎研究向け支援の確保」といった官民の適切な役割分担・連携を進めるための方策を提示している。
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【目次】
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