地球環境小委員会の合同会議を開催
脱炭素社会に向けた基本的考え方を議論
農林水産省は3月19日、本省4階第2特別会議室にて「食料・農業・農村政策審議会企画部会地球環境小委員会」、「林政審議会施策部会地球環境小委員会」、「水産政策審議会企画部会地球環境小委員会」の合同会議を開催した。今会合では、エア・ウォーター(株)の井上 知浩氏が水素利用、(公財)かずさDNA研究所の柴田 大輔氏が地域の分散型エネルギーネットワーク、地球環境小委員会の委員を務める農業環境変動研究センターの白戸 康人氏が農地の温室効果ガス排出削減についてプレゼンテーションを実施。それらも踏まえた上で、脱炭素社会に向けた農林水産分野の基本的考え方について案が検討された。委員からは、「農業生産をすればするほど温室効果ガスが出る。自給率の向上とどのようにバランスをとっていくかが重要」、「産業構造、構成をどうしていくか。生産プロセスの見直しなどの観点からの検討も必要」といった意見等が寄せられた。次回は4月17日に開催される予定。合同会議の検討課題である脱炭素社会に向けた農林水産分野の基本的考え方について、とりまとめに向けた検討を行うこととしている。
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【目次】
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