2022年4月6日 【順天堂】「フレイル」「サルコペニア」専門外来の名称変更 『長寿いきいきサポート外来(フレイル・サルコペニア外来)』に

順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センターは、高齢者の健康長寿に影響を及ぼす「フレイル(虚弱)」や「サルコペニア(加齢による筋肉量の減少、筋力の低下)」の専門外来「フレイル・サルコペニア外来」を設置していたが、名称が受診対象となる患者にわかりづらいという声があったことから、この度、同専門外来の名称を『長寿いきいきサポート外来(フレイル・サルコペニア外来)』に変更した。

現在4人に1人が高齢者といわれ、寝たきりや要介護への対策がより重要となっている。なかでも「フレイル(虚弱)」や「サルコペニア(加齢による筋肉量の減少、筋力の低下)」が要介護の原因として挙げられる。

「物忘れが多い」「歩くスピードが遅くなった」「外出もせず、気力もない」など、加齢に伴う病気とも言えないような症状がフレイルの始まりとなることも多く、気になる症状が出た場合、予防のためにもしっかりと病院で診断することが大切。

そこで、順天堂東京江東高齢者医療センターでは、そのような諸症状に不安を感じた人がより受診しやすくなるような環境づくりの一歩として、今回、専門外来の名称を変更。多くの高齢者にとって親しみやすく前向きな気持ちで受診しやすい外来名称にすべく、院内の医師をはじめ、看護師、薬剤師、理学療法士、事務職員などが広く案を出し、新たな外来名称『長寿いきいきサポート外来(フレイル・サルコペニア外来)』が決定した。

同外来では、フレイル、サルコペニアが内科系疾患と密接に関連していることから、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科の医師が外来を担当している。

一般的な体組成計や握力計などを用いた簡単な検査で「隠れフレイル」やサルコペニアの診断が可能。心身に負担がかからないよう、受診から検査終了まで1時間半~2時間程度を目安としている。また、フレイルやサルコペニアと診断された人には、当医療センターから運動指導や栄養指導を提供している。


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