2021年10月4日 【物材機構】阪大と連携講座開設で合意 「物質材料情報科学講座」、学生受け入れは来春

 

国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS⦆と大阪大学大学院情報科学研究科は、ともに協力して物質材料科学分野での優れた若手研究者を育成するため、10月1日付で阪大大院情報科学研究科情報システム工学専攻内にNIMSとの連携講座として「物質材料情報科学講座」を設置することに合意した。

情報科学と物質材料科学は、今日の社会インフラを支える重要な学問領域で、Society5.0でサイバー空間とフィジカル空間の融合による社会的課題の解決が指向されているなかで、サイバー空間を担う情報科学とフィジカル空間を担う物質材料科学の融合が強く求められている。

「物質材料情報科学講座」では、情報処理技術を駆使して物質材料を設計し、新たな機能を持つ物質材料の創出を行うデータ駆動型物質材料研究を推進するため、情報×材料を融合した研究教育を行う。サイバー空間とフィジカル空間の融合技術を社会的課題の解決へと具現化する、高度な知識を身につけた優秀な人材を社会に輩出することを目指す。

物質材料情報科学講座ではNIMSの研究者を阪大の招へい教授または招へい准教授に迎え、NIMSの優れた物質材料の研究知見を活用した教育や研究指導を行う。

同講座での学生の受入れは、来年4月を予定している。同講座に所属する大学院生は、NIMS連携大学院制度を通じて、NIMSジュニア研究員として雇用される。


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