2022年10月6日 【東大総合図書館】森鷗外新出草稿を発見 森鷗外歿後100年記念展示を開催

東京大学総合図書館で森鷗外歿後100年記念展示「テエベス百門の断面図――歿後100年記念 森鷗外旧蔵書展」が、11月28日まで開催されている。

同展では、森鷗外旧蔵書である『鷗外文庫』の書籍にはさまったまま眠っており、ここ数年偶然に発見された鷗外自筆の未発表草稿の展示が一つの眼目となる。草稿は、鷗外が東京美術学校(現・東京藝術大学)で行った「西洋美術史」講義とつながるもので、明治31年(1898年)ころの執筆と推定されることが、東大大学院総合文化研究科の出口智之准教授らによって明らかにされた。

草稿を中心に、鷗外の知と教養の多面性を示すさまざまな資料を展示することで、鷗外という文学者への一層の理解が進み、また歿後100年という記念の年とも相まって、鷗外に対する関心が高まることが期待される。

同展は、文京区立森鷗外記念館が開催する森鷗外生誕160年・没後100年・開館10周年記念特別展「鷗外遺産-直筆資料が伝える心の軌跡」(会場:文京区立森鷗外記念館、会期10月22日~1月29日)と、展示資料の紹介などにおいて連携を図る。

鷗外文庫は東大総合図書館が所蔵する森鷗外旧蔵書の総称。大正12年(1923年)の関東大震災で甚大な被害を蒙った図書館の復興に際して、遺族から当時の東京帝国大学に寄贈された。

総冊数は約1万9000冊にのぼり、歴史、文学などを中心に、伝記書、江戸時代の武家名鑑や古地図などをはじめ、和漢の古医学書、ドイツ語を中心とする洋書など、内容は多岐にわたる。鷗外の自筆写本、書入れ本を多く含むことでも知られている。


株式会社官庁通信社
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2-13-14
--総務部--TEL 03-3251-5751 FAX 03-3251-5753
--編集部--TEL 03-3251-5755 FAX 03-3251-5754

Copyright 株式会社官庁通信社 All Rights Reserved.