2021年11月17日 【東北大】仙台藩士の古文書調査成果を公開 「加美町・北家文書」江戸時代を解き明かす手がかりに

東北大学東北アジア研究センター上廣歴史資料学研究部門では、2020年度から北家文書(加美町教育委員会所蔵)の調査に取り組んできた。このほど全482点の撮影と目録作成が完了し、『加美町北家文書目録』を部門ホームページ上で公開した。撮影画像についても、50点程度をオンライン公開する予定。

江戸時代に仙台藩士であった北家は、現在の加美町内に領地を与えられていた。また、藩の役職としては若年寄(わかどしより)などの要職を歴任した。北家文書のなかには、こうした領地や役職に関する古文書や、武芸を習得した証である免状、学問関係の書籍などが伝わっている。

これまで一部の古文書や絵図が研究利用されていましたが、今回の調査により、北家文書の全容が初めて解明された。加えて、調査成果である目録や画像を公開し、誰でも利用できる状態とすることで、仙台藩政や地域史に関してさらなる研究進展が期待される。


株式会社官庁通信社
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2-13-14
--総務部--TEL 03-3251-5751 FAX 03-3251-5753
--編集部--TEL 03-3251-5755 FAX 03-3251-5754

Copyright 株式会社官庁通信社 All Rights Reserved.