2021年4月16日 【文科行政】藤原次官の学校法人会合同席「倫理法違反事実は確認されず」

 

文部科学省は、藤原事務次官が亀岡偉民衆議院議員と学校法人豊栄学園の清水豊理事長との会合に同席したとの記事が一部で報道されたことを受け、同次官に事実確認を行った。その結果、会合には2回出席したが、1回は中座し、残りの1回も短時間の滞在で、飲量は少量であったことから、亀岡議員が支払ったという。亀岡議員が支払った額も、1万円を超えることは決してないとの事実が確認された。

3月22日のしんぶん赤旗での報道を受けて、事実確認したもの。記事では「藤原次官が学校法人側から繰り返し供応接待を受け、この学校法人に対する補助金の決定などに関する行政が歪められたことはないか、解明が求められる」としている。

国家公務員倫理法では、官僚が利害関係者から接待を受けることを禁じている。

補助金担当者にもヒアリング、「働きかけはなし」

同省が藤原次官に確認した結果、会合で当該学校法人から、対象となる文部科学省事業に関する話題や、文部科学省に対して何らかの便宜を求めるような働きかけはなかったことが説明された。

また、同省では、補助金担当者からも聴取した。補助金の決定や指定に携わった局長級、課長級、課長補佐級職員20名に対してヒアリングを実施。その結果、特別な便宜を求めるような働きかけが行われたという事実はなかった。

藤原次官が倫理法・倫理規定に違反している事実は確認されなかったが、同省では、今後も引き続き、行政の公平さに疑念を抱かれないよう、倫理法等の遵守の徹底を図ることとしている。


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