2021年4月12日 【文科行政】萩生田大臣、体面・オンラインのハイブリット授業を要請

 

萩生田光一文部科学大臣は4月9日の閣議後会見で、新型コロナウイルス感染症の第4波の到来が指摘されるなかであるが、新学期が始まった大学では、体面授業とオンライン授業のハイブリット対応し、学生に対して十分な学びを保証すべきとの考えを表明した。

前日に、小池都知事が大学に対してオンライン授業の要請したことを踏まえた記者からの質問に答えたもの。萩生田大臣は、都知事の要請について、「発言があったことは報道を通じて承知しているが、東京都からの要請が具体的にどのような内容なのかは、現時点では承知をしていない」と語った。

そのうえで、「文科省では、これまでも各大学で十分な感染対策を講じた上での対面授業とオンライン授業を効果的に実施するなど、学生が安心納得して学習に専念できる環境を確保するよう求めてきた。引き続き、学生の学修機会の確保と感染対策の徹底の両立を図っていただきたい」と述べた。

また、大学での感染の事例の多くがいわゆる授業中ではなく、放課後の飲み会や部活動などの課外活動で発生していることを踏まえ、このような感染リスクが高まる場合での注意喚起や、感染対策の徹底を求めてきたと説明。「地域の感染状況にも留意いただきながら、各大学には一層の対策をお願いしたいと考えている」とした。

さらに、昨年1年間、学生が通学できなかった実態を踏まえ、「大学生は十分(コロナに罹患しやすい状況を)理解している。大学での振る舞いをきちんとしていただけると思うので、ぜひ上手に対面とオンラインはハイブリットで対応していただくよう引き続きお願いしたい」と語った。

 


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