2021年8月24日 【文科省】新学期スタートへ感染対策の徹底を要請 感染発生時は必要な範囲で臨時休業も

新型コロナウイルス感染症の感染拡大が収まらないなか、全国の小中高校では新学期を迎えるが、文部科学省では、全国の教育委員会等に対して、授業再開にあたり感染対策を徹底するようあらためて要請した。また、学校関係者などに感染者が発生した場合、保健所などと相談しながら判断。その際、学校内で感染が広がっている可能性が高い場合などには、感染が広がっているおそれの範囲に応じて、学級単位や学年単位など必要な範囲で臨時休業とすることが考えられるとしている。

新型コロナウイルス感染症は、デルタ株への置き換わりが進む中で、全国的に新規感染者数が急速に増加しており、これまでに経験したことのない感染拡大の局面を迎えている。また、最近の感染者数の増加に伴い、夏季休業期間中の部活動などの教育活動の場面や学習塾などで相次いでクラスターが確認されており、児童生徒等の感染者数についても増加が懸念されている。

一刻も早く現下の感染拡大を抑えることが必要で、学校や家庭においても感染拡大への危機感を共有し、感染症対策の徹底を図ることが重要。小学校、中学校及び高校等では、これまでも「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」」等に従って、新型コロナウイルス感染症対策に取り組んでいるが、新学期を迎えるに当たり、改めて学校において留意すべき事項をまとめた。

通知では、各学校等及び設置者に対して、学校内での感染拡大防止に向けて警戒を強め、新型コロナウイルス感染症対策の徹底を行うよう要請した。


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