2022年12月12日 【慶応大】大学1年女子の物理コンプレックスが大幅減少 自然科学への興味度と知識度を10年前と比較調査

慶應義塾大学教授らの調査によると、女子学生の物理コンプレックスが、大幅に改善されたことが判明した。この調査を行ったのは、法学部日吉物理学教室の小林宏充教授と理工学部外国語・総合教育教室の池田真弓准教授。同大学の主に1年生を対象として、科学用語の知識と興味度、物理コンプレックスの有無などを調査した。主に10年前の調査結果と比較した。この調査は日吉キャンパスで1992年から10年ごとに行われている。

調査の結果、科学知識を獲得する媒体は、新聞からインターネットへ大転換したことが判明した。一方、科学コンプレックスを感じる時期は、10年前とほぼ変化がなかった。

文系では一般選抜で数学を選択した経済学部・商学部の学生は物理にコンプレックスが少なく、理工学部では化学・生命科学系の学門で物理コンプレックスが高い傾向にあった。

文系理工、男女問わず物理コンプレックスを感じない割合が増加し、特に理工女性は1.4倍、文系女性は2.0倍と女性の割合が大きく増えた。RNAや量子計算機の知識度が増加し、特に量子計算機は知識度だけでなく興味度もました。その一方で、ほとんどの科学用語では興味度が減少した。


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