2022年3月22日 【国立新美術館】6月から「タムラサトル」個展

■ポイント□

○14㍍の4㍍の「巨大ワニ」を中心に、大型インスタレーション作品を展開

○既成価値観揺さぶり〝アートとは何か〟考える

○自由な想像力で子どもまで楽しめる展覧会

 

今年で開館15周年を迎える東京・六本木の国立新美術館では、現代美術家・タムラサトルの個展を6月15日から開催する。代表作「まわるワニ」のカラフルな彫刻を、14㍍にも及ぶ巨大なワニを中心に、大型インスタレーション作品として展開する。ユーモアに満ちたタムラの作品は、既成の価値観を揺さぶり、〝アートとは何か〟という問いについて考えさせる。また、自由で豊かな想像力に触れることで、アートを身近に感じ、子どもから大人まで楽しんでもらえる展覧会となっている。

◇       ◇

現代美術家・タムラサトルは、1972年栃木県生まれ。筑波大学芸術専門学群卒。「まわるワニ」をはじめ、「後退するクマ」「登山する山」「バタバタ音を立てる布」「空間を最大限に使用しただけインスタレーション」などを制作・発表している。

代表作「まわるワニ」は大学在学中に制作したもの。4.5㍍のワニが毎分30回転(1994年当時)する作品で、タムラは「そのわけのわからなさに、自分で作ったにもかかわらず、何か得体のしれない物に出くわしたかのような、強烈な興奮を覚えました。この時、初めて作家になるということを強く意識しました」とコメントしている。同展の会期は7月18日まで。


株式会社官庁通信社
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2-13-14
--総務部--TEL 03-3251-5751 FAX 03-3251-5753
--編集部--TEL 03-3251-5755 FAX 03-3251-5754

Copyright 株式会社官庁通信社 All Rights Reserved.