2022年3月14日 【ユネスコ国内委】ウクライナ情勢を受け声明

ロシアによるウクライナへの武力侵攻を受け、日本ユネスコ国内委員会の濵口道成会長は3月4日、「平和的解決を強く望む」とする声明を発表した。

『日本ユネスコ国内委員会は、今次のウクライナ情勢に人道上の重大な懸念を持ち、UNESCO本部の声明(2月24日公表)を強く支持します。

日本ユネスコ国内委員会は、各国のユネスコ国内委員会と連携し、ロシア連邦のウクライナ侵略を最も強い言葉で非難するとともに、ウクライナ国民と共にあることを表明します。また、この侵略に抗議する世界中の文化人、科学者、教育者及び学生・生徒を含む市民との連帯を表明します。

日本ユネスコ国内委員会は、今次の事態を深く憂慮し、尊い命がこれ以上失われぬよう、対話と交渉による平和的解決が図られることを強く望みます。』

ウクライナ情勢に関する2月24日のUNESCO声明は、「ウクライナの領土保全と主権の侵害であり、国際連合憲章に反するもの」と指摘。

その上で、1)あらゆる形態の文化遺産に対する損害の防止を確保するために、国際人道法、特に1954年の「武力紛争の際の文化財の保護に関する条約(ハーグ条約)」とその2つの議定書(1954年、1999年)を尊重するよう求める、2)これは、民主的な社会に不可欠な基盤の一つとして、また市民の保護に貢献する、自由で独立した公平な報道を促すための、紛争におけるジャーナリスト、メディア専門家及び関連要員の保護に関する「国連安全保障理事会決議2222号(2015年)」に基づく義務も含む、3)子供や教師、教育関係者、学校に対する攻撃や危害の抑止及び教育を受ける権利が守られるよう求める―と表明した。


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