2021年7月1日 【オリパラ事務局】ホストタウンでの選手受入れ指針を公表

2020東京オリンピック・パラリンピック開催まで残り1ヵ月を切ったが、東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局では、ホストタウン等における選手等受入れマニュアル作成の手引きの改訂版を公表した。

今回公表した手引きは三訂版で、バスで移動する場合は換気に努め、座席間隔やカーテン等の活用による仕切りなどを設置することなどを求めている。車内では原則マスク着用とする(食事の時間を除く)、食事の摂取時間をずらすなど、濃厚接触者にならないような対策を取るよう要請。

さらに、「部屋は基本的に個室とするが、難しい場合は感染防止策を行った上で相部屋とする。ただし、同一室内に宿泊する者は固定化した最少人数とし、和室等の大部屋での大人数宿泊は不可とする。相部屋の一人が感染した場合は、同室の他者全員は原則、濃厚接触者になるものとして対応する」といった注意事項を例示している。

空港で感染発覚→指定施設に移動

感染者が出た場合には、選手等の全員を一旦、個室で待機(食事も含めて室外に出ない)のうえ、活動を停止し、濃厚接触者でもなく再度の検査で陰性であった者については、活動を再開可能とする。

空港検疫で選手等に陽性者が出た場合には、オリパラ事務局は、選手等から提供を受けた航空機の座席に関する情報をもとに、入国空港で機内濃厚接触候補者とそれ以外の者に区分する。その上で、機内濃厚接触候補者は検疫所の用意したバスでホストタウン等又はオリパラ事務局が指定する一時滞在施設(原則、バスで5時間以上を要する遠方のホストタウン等の場合)に、それ以外の者は予定していた交通手段でホストタウン等に移動させる。

この場合も、ホストタウン等又は一時滞在施設に到着後、選手等の全員を、濃厚接触者の特定と再度の検査が完了するまで個室で待機させる。また、一時滞在施設に滞在する選手等に係る濃厚接触者の特定等は、オリパラ事務局、検疫等からの情報も参考にして、ホストタウン等の区域を管轄する保健所が実施する。


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