2021年11月1日 地域住民の暮らしを助ける〝新交通手段〟 電動カート用いて利用可能性を検証(広島大)

電動カート「グリーンスローモビリティ」

広島大学と呉高専は去る10月6日から15日までの間、呉市天応地区で、新時代の新しい〝交通手段〟として期待される『グリーンスローモビリティ』を活用した実証実験を実施した。

この実証実験の目的は、広島大大学院先進理工系科学研究科の藤原章正教授、呉高専環境都市工学分野の神田佑亮教授を中心に、日常生活などでの新たな移動手段の利用可能性を検証すること。

呉市天応地区住民らを対象に、電動カート『グリーンスローモビリティ』に実際に乗車し、市民センターや天応駅、バス停への移動の体験してもらう。また、毎週木曜日に開催される「天応de出張販売」での買い物客の送迎や、事前注文された商品を届ける貨客混載の試験的な取組を実施。利用者の反応、交通手段として実装する場合の課題を検証する。

呉市天応地区を走行するグリーンスローモビリティ

実証実験を行っているのは、平成30年7月豪雨災害で被災した地域で、住民には、いざという時の避難のためにも、新たな交通手段の導入に向けた実証実験に熱心に取り組んでもらっている。

実証実験は、国土交通省「道路政策の質の向上に資する技術研究開発」(令和2年度)の採択を受けて行っている。

 


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