2022年5月6日 スポーツ健康科学総合研究所を開設 立命館大が産学官連携でびわこ・くさつキャンパスに

立命館大学は、4月1日、スポーツ・健康・ウェルフェア分野における学際共創型での社会共生価値創出を目指して、「立命館大学スポーツ健康科学総合研究所」を開設した。

立命館大は、約20年にわたり「スポーツ・健康・ウェルフェア分野」に関する研究活動に取り組んでいる。とりわけ、2010年のスポーツ健康科学部の開設以降、スポーツ健康科学分野で顕著な学術成果をあげるとともに、さまざまな研究活動を実施してきた。こうした取り組みが評価され、文部科学省と国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が進める革新的イノベーション創出プログラム(COI)にも選出された。

スポーツ健康科学総合研究所は、これまで培ってきた知見をいかし、スポーツ・健康・ウェルフェア分野の総合研究拠点として、あらゆる人の身体的・精神的・社会的健康の実現に取り組む。「健康・長寿の実現」「スポーツを通じたQOLの向上」「まち・社会の健康の実現」を研究ターゲットに設定し、所属する80名を超える研究者が、国内外のトップレベルの研究機関と連携して基礎研究から社会実装までを一気通貫で実施する。

とりわけ、国立長寿医療研究センターおよび自然科学研究機構生理学研究所とは、研究所の開設に合わせて連携協定を結び、スポーツ・健康・ウェルフェア分野における学際共創型での社会共生価値創出を目指した取り組みをスタートしている。

また、スポーツ健康科学総合研究所には、学術連携のもと創出される研究成果の社会実装を目指して、東京大学スポーツ先端科学連携研究機構の協力のもと、「アクティブライフ共創コンソーシアム(仮称)」を設置する予定。このコンソーシアムには、学術・研究機関のみならず産業界や地域自治体に至る産学官地の多様なステークホルダーの参加を見込んでいる。

仲谷善雄・立命館大学長のコメント:世界に先駆け少子高齢化が進展する日本において、スポーツ健康科学総合研究所が取り組むスポーツ・健康・ウェルフェア関連研究はますます重要性を増しています。今後は本研究所がハブとなり、国立長寿医療研究センターおよび生理学研究所をはじめとした研究機関や産業界と連携し、希望に満ちた未来社会の実現に向けて、研究成果の社会実装をより一層積極的に推し進めてまいります。


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