2016年6月2日 マンガで「ネットの仕組み」を学ぶ JPRSが全国の中学・高校へ小冊子無償配布

(株)日本レジストリサービス(JPRS 本社:東京都千代田区)は、インターネット関連教育支援活動の一環として、全国の中学校・高校・高等専門学校を対象にマンガ小冊子『ポン太のネットの大冒険~楽しくわかる宇インターネットのしくみ~』を無償で配布することを決めた。

情報通信の普及・振興を図ることを目的とした「情報通信月間」に合わせ、5月16日から6月30日まで、教材の配布を希望する教育機関から専用Webサイト〈http://マンガで学ぶ.jp〉などで申し込みを受け付けている。

今回の取り組みについてJPRSでは、情報化された現代社会において生活に欠かせないツールであるインターネットについて、若年層から正しい知識を身につけてもらうことを目的に2010年より実施している」と説明。

教育現場におけるインターネット関連教材の不足や、教材の継続的な配布活動を望む声を受け、今年もこの取り組みを実施することとした。

配布する冊子は、安全にインターネットを使用する上での基礎知識である、インターネットの仕組みやドメイン名の役割をマンガ形式で解説している。JPRSによると、過去6年間の配布冊数はすでに約17万冊に達し、中学校の「技術科」や高校の「情報」の授業で補助教材として採用してもらっているという。

JPRSが配布先の各教育機関へ送付したアンケートによると、学校におけるインターネット関連教育の機会や教材が「不足している」という回答が累計で全体の約6割に及び、教育現場でのインターネット関連教育の機会や教材の必要性が明らかとなっている。

こうした中で、インターネットの仕組みについてストーリー仕立てで学ぶことができるマンガ教材「ポン太のネットの大冒険」では、Webサイトへたどり着く仕組みや、インターネットの住所である「ドメイン名」について、インターネットの世界に迷い込んだ主人公ポン太の疑問に答えながら、イラストを用いて分かりやすく解説している。

学習内容を例示すると、①インターネットの住所を表す「ドメイン名」、②ドメイン名とIPアドレスの関係性、③ドメイン名からIPアドレスを特定する「DNS」(ドメインネームシステム)の仕組みと役割、④ドメイン名の種類や違い―など。

~マンガ小冊子 表紙

~マンガ小冊子 表紙

これまでに配布した教育機関からは継続的な配布活動の実施を望む声が多数寄せられ、内容についてもインターネット関連教育に「役立った」との回答が約9割を占め、難易度に関しても半数以上から「適切」だとの高い評価を得ている。

ネットワークの基盤を支える企業として、JPRSでは、今後もこうした教育機関の現場の声を聞く機会を設けながら、より一層のインターネット関連教育支援活動につなげていきたい意向だ。

 


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