日本学術振興会(安西祐一郎理事長)では、平成30年3月11日に開催する「ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2018」への支援を呼びかけている。開催に必要な経費について、一部に不足が見込まれることから、広告協賛や寄附を要請している。
ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2018は、学術振興会が、ノーベル財団傘下組織として広報部門を担うノーベル・メディアABとの共同共催で実施するもの。
ノーベル・プライズ・ダイアログは、平成24年(2012)年から毎年スウェーデンにおいて、ノーベル賞授賞式の前日に開催されている一般向けの公開シンポジウム。
第3回のテーマは「食物の未来(仮)」
学術振興会とノーベル・メディアABとの共催により、平成27年3月にスウェーデン国外で初めて「ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2015」を、同29年2月に第2回となる「ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2017」を開催した。3回目の開催となる今回のテーマは「The Future of Food(仮)」。
この会議は、学術に対する社会の関心・理解を深め、学術の振興に寄与するため、日本をはじめ世界各国から招いたノーベル賞受賞者(5~7名を予定)を含む25名程度の著名な研究者や有識者が一堂に会し、学生や研究者を含む1千名程度の一般市民らと広く交流する機会を提供することを目的としている。
わが国における開催は、世界の知のフロンティアを拓いたノーベル賞受賞者をはじめとする有識者との対話を通じ、参加者が学術の意義や重要性に対する理解を深めることにつながる。
さらに、わが国が科学技術・学術先進国として国際的なプレゼンスを高める上で貴重な機会となることも大いに期待される。
来年3月に横浜で開催予定 目標額は6千万円
学術振興会では文部科学省、外務省、農林水産省、駐日スウェーデン大使館などの後援を得て、来年3月11日(日)にパシフィコ横浜会議センターでの開催を予定している。
しかしながら、総額1億2千万円程度と想定される開催に必要な経費について、政府の運営費交付金を財源とする予定だが、一部に不足が見込まれるため、広告協賛金や寄附による協力・支援を求めることとしたもの。
目標額は6千万円。寄附金額の指定はないが、広告協賛金については、「特別スポンサー」協賛金750万円程度、「スポンサー」350万円程度を募集している。
問い合わせは、独立行政法人日本学術振興会国際事業部研究協力第一課ノーベル・プライズ・ダイアログ担当(〒102‐0083 東京都千代田区麹町5‐3‐1 電話03‐3263‐1725、1844 FAX03‐3234‐3700 Eメール:nobelprizedialogue@jsps.go.jp)へ。