2017年8月17日 認定看護師、21分野1.9万人に 認知症看護分野は1000人突破

日本看護協会は7日、「第25回認定看護師認定審査」に合格した1478人を、新たに認定看護師とすることを発表した。これにより、認定看護師は、全21分野で計1万8728人になった。認知症看護は198人増えて、1003人に増加。これにより、認定者が1000人を超えた分野は7分野になった。

認定看護師は、高度化し専門分化が進む医療の現場において、水準の高い看護を実践できると認められた看護師のこと。5年以上の実務経験を持ち、日看協が定める615時間以上の認定看護師教育を修め、審査に合格する必要がある。認知症看護認定看護師は、認知症に関する専門的な知識や技術を有し、今後も増加が予測される認知症の人とその家族に対するケアや、認知症に関する知識の普及・ケアサービス推進の役割において、専門性を生かした活動を行うことが期待されている。

 

■ 所属施設は病院が9割

職場別でみると、病院で働く人が1万6858人と最も多く、その割合は全体の90・0%を占めた。次いで多かったのは、訪問看護ステーションで働く630人(3.4%)、それにクリニック・診療所の251人(1.3%)、学校・大学の162人(0.9%)、介護保険施設の92人(0.5%)、その他の735人(3.9%)―と続く。

病院勤務の認定看護師が所属する施設を規模別にみると、最も多のは「300床以上400床未満」だった。5年前のデータと比較すると、「20床以上100床未満」、「100床以上150床未満」、「150床以上200床未満」といった比較的小規模な病院では、所属する認定看護師の人数が2倍以上に増加している。

認定看護師 認定者数推移(日看協資料より引用)

 


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