消防庁は6月12日から、全国消防イメージキャラクター「消太(しょうた)」を活用した熱中症予防啓発をテーマとするポスターを、同庁ホームページで公開するとともに、全国の消防本部へこのポスターを配布し、熱中症予防啓発の強化に取り組むよう呼び掛ける。
消防庁では、毎年全国の消防本部を対象に熱中症による救急搬送人員の調査を実施し、その数値を公表している。今年の4月29日から6月2日までの熱中症による救急搬送人員は、3027人(速報値)と、昨年と比べると788人減少しているが、今年の夏は気象庁の予報によると、全国的に気温が高くなるとされている。
また、今年から、気温が著しく高くなることにより、熱中症による重大な健康被害が生ずるおそれのある場合に「熱中症特別警戒アラート」が発表される。
こうした中、消防庁では、熱中症予防啓発用の各種コンテンツを消防庁ホームページの熱中症情報サイトに掲載しているほか、Ⅹ(旧Twitter)による情報提供や注意喚起など、熱中症予防啓発を推進している。
今回作成したポスターは、今年度から運用開始となった「熱中症特別警戒アラート」発表時の予防行動を促すポスターとなっている。
作成したポスターは、各都道府県を通じて消防本部へ配布する。