日本介護支援専門員協会の柴口里則会長は10月21日の記者会見で、親などの介護と仕事の両立を支援するスペシャリストとして「ワークサポートケアマネジャー」を養成していることを改めて紹介した。
一部の民間企業などが、「産業ケアマネジャー」といった名称で同様に介護離職を防ぐ人材を養成していることに言及。「協会が養成し、認定しているのは『ワークサポートケアマネジャー』。協会は『産業ケアマネジャー』の養成に一切関与していない」と説明した。
現場の関係者の一部から、両者について「協会公認はどっちなのか」「同じ資格なのか」「分かりにくい」といった声があがっていた経緯がある。
柴口会長は会見で、「我々協会は充実した研修カリキュラムなどで質の高い人材を養成している。『ワークサポートケアマネジャー』と『産業ケアマネジャー』は全く違うもの」と述べた。