パナソニックは20日、ベッドの一部を車いすとして使える「リショーネ」の新型「リショーネPlus」の販売を開始した。2月1日から家庭向けのレンタルもスタートさせるという。
「リショーネ」は、簡単・安全な移乗の実現を重視して設計された2wayベッド。利用者を寝かせたまま車いすに変えられるため、抱きかかえて持ち上げる作業が必要ない。介護職員の手間・負担を軽減し、転落する事故のリスクを小さくできる。
新たな「リショーネPlus」では、これまで片側のみに限定されていた車いすとして分離・独立する部分を、部屋の間取りに合わせて両サイドから選べるようになった。分離・合体の操作を液晶の表示や音声でガイドするなど、操作性の向上も図っている。1月16日付けで、生活支援ロボットの安全性に関する国際規格の認証も取得。「介護の現場で安心して採用してもらえる要件が整った」と判断し、レンタルも始めることにしたと説明している。
パナソニックによると、2月1日の時点でレンタルが可能なのは「パナソニックエイジフリーショップ」の一部のみ。介護保険の適用については自治体によって状況が異なるため、「最寄りのショップまで問い合わせてほしい」と呼びかけている。