耳に聞こえるだけでない、音が描き出す〝すがた〟を見てみよう―。東京・九段北の丸公園の科学技術館(野依良治館長)は、新展示室を本日2月14日オープンした。同館5階「サウンド」展示室の運用を開始する。音は耳に聞こえるだけでなく、さまざまな〝すがた〟を描き出すことがある。そんな音の〝すがた〟を見られる新しい展示室。
音によって変化する水面の様子を観察する「アクア・ウェーブ」や、同じく音によって変化するレーザーの光跡を観察する「レーザー・ダンス」、鍵盤を踏むと音が出るとともに、音の変化に応じた色やかたち、大きさの波があらわれる「ジャンボ・ピアノ」など、体感型の展示物で構成した特別な空間となっている。
目には見えない〝音〟を可視化するこれらの新展示を通して、科学館では「子どもを中心とした一般の人々が全身を使って科学や技術への興味を高め、また、学ぶ機会を提供していきます」と、多くの来場を呼び掛けている。