□ポイント■
〇学生の感性を生かしつつ、幅広い世代が共感できるビジュアルアイデアを提案
〇近畿大と近鉄百貨店の包括連携協定の取り組みの一環として今年で3年目
〇学生はデザインの提案から実用化までを経験し、実学で課題解決を学ぶ
近畿大学文芸学部芸術学科造形芸術専攻の安 起瑩(あん きよん)教授ゼミの学生が、㈱近鉄百貨店(大阪市)のバレンタインフェアで使用されるスペシャルバッグのデザインを担当した。このスペシャルバッグは、近鉄百貨店が1月18日㈬から2月14日㈫まで実施する「2023年 近鉄のバレンタインフェア」の手提げ袋として店舗で使用される。
近畿大と近鉄百貨店の包括連携協定の取組の一環として、文芸学部芸術学科造形芸術専攻の安ゼミでグラフィックアートを学ぶ学生が、近鉄百貨店バレンタインフェアのスペシャルバッグをデザインした。この取組は今年で3年目。学生の感性を生かしつつ幅広い世代が共感できるビジュアルアイデアを取り入れたいという近鉄百貨店の要望のもと、過去2年とは違うテイストに仕上げることにこだわり、教員と共同で制作した。
近鉄百貨店から提示されたテーマは、『Live × Link × Love』。学生らは近鉄百貨店の関係者にデザイン案のプレゼンテーションを繰り返し、最終的にはハートダイヤモンドの形を生かしたデザインが採用された。
バレンタインのチョコレートを贈る側ともらう側の心情や、キラキラとした純粋な感情をハート型のダイヤモンドで表現。ダイヤモンドの各面は、ゼミ生全員が描いたイラストで構成し、固い絆を表している。
このバッグデザインに採用された学生9人、教員2人によるイラスト作品が、バレンタインフェアの企画として、18日㈬から2月14日㈫まで、あべのハルカス近鉄本店ウイング館9階オープンスペースに展示される。