早稲田大学は、2022年度事業計画に掲げた〝大学発スタートアップ創成の加速化〟の取組の一環として、スタートアップ創出・支援拠点である「アントレプレナーシップセンター」内の施設の一部を改修し、起業をめざす学生、教員、校友にひらかれた『WASEDA Startup Lounge』としてリニューアルオープンすることになった。12月1日にオープニングイベントを開催する。
今回の施設改修によりセンター延べ面積801㎡のうち、151.7㎡を『WASEDA Startup Lounge』として整備した。
これまで同センターは、多くの学生が利用する東京メトロ早稲田駅からも最も遠い場所に位置し、アクセスの不便さや早大内での認知度の低さが課題だった。
こうした問題点を踏まえて改修にあたっては、①わざわざ足を運びたくなる魅力的なファシリティと快適なオフィス空間、②キャンパスの喧騒から離れているからこそビジネスに集中できる充実したコワーキングスペース‐をコンセプトに、既存の早大内の施設とは一線を画す空間を構築することを目指した。
また、同センターでは『WASEDA Startup Lounge』の開設を機に、これまでの全エリアを有料会員のみを対象とした施設から、日常的に起業を身近に感じられる場の創出を企図し、『WASEDA Startup Lounge』に隣接する138.7㎡を自由な交流が可能な「フリースペース」として、起業に関心を寄せる非会員の学生・教員にも開放する。
『WASEDA Startup Lounge』で活動する先輩起業家との交流やさまざまな起業家教育プログラムの提供を通じて、起業にチャレンジするきっかけ、起業マインドの醸成につなげる。
早稲田大では、この『WASEDA Startup Lounge』が、学部生からビジネススクール等の社会人大学院生等さまざまなバックグラウンドを持つ学生、教員、校友起業家が集い、交流する場として、早大のスタートアップエコシステムの拠点の一つとなることを期待している。