研究開発「投資効果の引き上げを」
財務省が財審歳出部会で改善要求
国際化誘導強化や人材の流動化など
わが国の科学技術予算や研究開発費は先進諸国としてそん色ない水準にあるが、トップ10%といった注目度の高い論文の数が少ない―。財務省は11月14日に開催された財政制度等審議会歳出改革部会で、こうした財政当局から見たわが国科学技術の問題点を浮き彫りにした上で、研究開発の投資効果の引き上げを求める意見を表明した。大学での民間資金導入の規模が小さく、戦略的な産学連携による民間資金の導入拡大の必要性を強調。実効性のあるガバナンス改革を行う大学を評価する仕組みを拡大すべきと訴えた。研究開発の投資効果向上等の課題に対応するため、①研究活動の国際化に向けた政策誘導の強化、②研究人材の流動性確保・若手研究者の機会確保に向けた大学の積極的な評価―といった取組を促した。
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