■ポイント□
○経営学部山縣ゼミの学生が地元大阪の名産品「泉州タオル」のリブランディングに挑戦
○ルクア イーレにポップアップショップを出店し、「泉州タオル」のクリスマスギフトなどを販売
○学生は商品をオンライン・オフラインの双方から消費者に届けるしくみを実践的に学ぶ
近畿大学経営学部経営学科山縣正幸教授ゼミの学生が、大阪タオル工業組合(大阪府泉佐野市)と共同で、高い品質を誇る泉州タオルの価値を再発見し、リブランディングするプロジェクトを展開している。
11月23日(水・祝)から30日㈬までの8日間、大阪・梅田のLUCUA 1100(ルクア イーレ)で、ポップアップショップを開設し、学生が店頭に立って、地元大阪の名産品である泉州タオルの魅力を伝える。
また、今回のポップアップショップでは、〝泉州タオルを大切な方へ届けたい〟をコンセプトに、学生目線で商品を選定し、近大とコラボしたオリジナル泉州タオルブランド「senshu×kindai」や、ポップアップショップ限定の特別なギフトセット、クリスマス仕様のギフトボックスなどを販売する。
経営学部の山縣ゼミでは、「価値創造デザインプロジェクト」と題して、企業をはじめとするさまざまな組織とのコラボレーションを行い、〝商品やサービスの新しい価値のあり方を発見し、価値の流れをデザインする〟という実践的な学びに取り組んでいる。
取組の一つとして、大阪の伝統的な産業である泉州タオルのメーカーが加盟する大阪タオル工業組合と、泉州タオルのリブランディングに取り組み、〝泉州タオルを届ける〟をテーマに、より多くの人々に商品に触れてもらいやすくなる仕組みや流れのデザインについて共同研究している。
学生らは、若者に泉州タオルを届けることを目指して、Eコマースプラットフォームの「BASE」を活用してECサイト「todokku -senshu×kindai-」の運営をしている。
このなかで「senshu×kindai」というブランドも立ち上げた。若者を起点に多くの人に「泉州タオル」を見て、知ってもらう機会を増やすため、インスタグラム(@todo_kku)を使用して泉州タオルの魅力を発信し、ポップアップショップやECサイトへの誘導などを行っている。
学生による対面販売も積極的に行っており、今年8月末から9月にかけてなんばマルイで1週間、11月半ばには大阪・万博にて行われた「ロハスフェスタ 2022 秋 2nd」で2日間のブース出店を行った。
第3弾である今回は大阪駅直結の駅前傷病ビル・ルクア イーレで、「泉州タオルを大切な方へ届けたい」をコンセプトにギフトセットの販売に挑戦する。