■ポイント□
〇学生と企業が考案した力強いキャッチコピーをあしらった、運送会社のスピード感が伝わるスタイリッシュなデザイン
〇完成したPR用トラックを東大阪市花園ラグビー場で行われるイベントで初披露
〇学生はデザインの提案から実用化までの経験を通じ、実学教育で課題解決を学ぶ
近畿大学文芸学部(大阪府東大阪市)芸術学科造形芸術専攻教授 安 起瑩(あん きよん)ゼミでグラフィックアートを学ぶ学生が、東大阪市の運送会社である優輪商事㈱から依頼を受け、企業PRのため大型トラックのラッピングデザインを手掛けた。
完成したPR用トラックを、10月30日㈰に東大阪市花園ラグビー場で開催されるSDGs関連のイベント「あにまるしぇ(ani-marche)」で披露する。
優輪商事㈱は、運送業として平成27年(2015年)の創業以来、わずか7年で東大阪市を代表する運送会社にまで急成長を遂げた。今後は自社PRにも力を入れたいという思いから、運送会社である点を生かして、PRのため大型トラックにラッピングデザインを施すことになり、地域連携の一環として同じ東大阪市に拠点がある近畿大に依頼した。
インパクトある目立つデザインであること、東大阪市のマスコットキャラクター「トライくん」を使用すること、などの条件のもと、文芸学部生が優輪商事にデザイン案のプレゼンテーションを行い、投票で選ばれた作品をもとにしてトラックが完成した。
サイドパネルには、学生と優輪商事が考案したキャッチコピー50案をビジュアルとしてデザインし、リアドアはラグビーボールをモチーフにしたSDGsのロゴとトライくんで仕上げた。東大阪市との関連性と、持続可能な社会のために貢献する企業イメージを伝えるデザイン。
完成したPR用トラックは、東大阪市花園ラグビー場で行われるSDGsに関連したイベント「あにまるしぇ(ani-marche)」で披露され、来年以降も企業PR用トラックとして使用される。