□ポイント■
〇東大阪キャンパスの西門前に24時間利用可能なインキュベーション施設を開設
〇起業マインドが旺盛な学生や教員が気軽に集い、起業にチャレンジするきっかけ作りの場として活用
〇令和7年(2025年)までに100社の大学発ベンチャー企業の創出を目指す
近畿大学は10月20日、同大発ベンチャー企業を生み出す拠点として、学生が24時間利用可能なインキュベーション施設『KINCUBA Basecamp(キンキュバ ベースキャンプ)』を開設した。東大阪キャンパスの西門前という便利な立地にあり、起業という同じ夢と志をもった仲間といつでも集うことができる施設。企画から設計・施工までをリノべる㈱(東京都港区)が担当した。
近畿大は大学全体で起業支援の取り組みを強化しており、今年4月から近畿大発ベンチャー起業支援プログラム「KINCUBA」を始動させ、令和7年度(2025年)までに100社の大学発ベンチャー企業を創出することを目指している。
この起業支援プログラムを推進する拠点として、近畿大東大阪キャンパスの西門前に、インキュベーション施設『KINCUBA Basecamp』を開設した。学生からの要望を取り入れて24時間利用可能とし、入館時の顔認証システムの導入や、夜間見回りの実施、防犯カメラの設置などを行うことで、何時でも安心して利用できるようにしている。また、一般的に法人登記には住所登録をする必要があるが、この施設の住所を用いて登記可能とすることで、学生が起業しやすい環境を構築する。
同大では、「起業マインドが旺盛な学生や教員が気軽に集まり、自由な交流・ディスカッションから新たな事業アイデアが生まれるなど、起業にチャレンジするきっかけを創出する施設にしたい」としている。