□ポイント■
〇農学部生が奈良県曽爾村と連携し、特産のほうれん草をPRするレシピブックを制作
〇曽爾村運営のシェアキッチン「そにのわの台所katte」で、特製弁当を販売するイベントを開催
〇学生は農産物の販売促進や有効活用法を検討し、農業マーケティングや地域活性化について学ぶ
近畿大学農学部(奈良県奈良市)農業生産科学科農業経営経済学研究室と、奈良県曽爾村が運営するシェアキッチン「そにのわの台所katte」が連携し、曽爾村の特産品であるほうれん草をPRするためのレシピブックを共同制作した。レシピブック完成を記念して、10月15日に学生も参加するお披露目イベントを開催し、曽爾村のほうれん草を使用した特製弁当を販売した。
近畿大と奈良県曽爾村は、令和元年8月に包括連携協定を締結し、共同で地域活性化に向けた取り組みを進めている。連携事業の一環として、近畿大農学部農業生産科学科農業経営経済学研究室(担当:大石卓史准教授)の学生2人と、曽爾村運営の「そにのわの台所katte」が中心となり、曽爾村の特産品であるほうれん草をPRするためのレシピブックを共同制作した。
学生は、曽爾村でほうれん草を栽培している農業者に取材を行い、レシピの考案や試作等を担当。調理のシチュエーションやテーマに応じて好みのレシピを選ぶことができるよう、「そにのわの台所katte」監修のもと、20品のオリジナルレシピを掲載している。
レシピブックのデザイン・レイアウトは、6年前に曽爾村に移住して「そにのわの台所katte」オリジナル商品のデザインを手掛ける、グラフィックデザイナーの山本真由さんが協力した。