麻布大学は、初の試みとして、飲食店及び福祉事業経営の「合資会社さんぽみち」に委託して就労継続事業所として、学生食堂〝さくら〟をオープンした。地域・社会への貢献と学生の心身の健康を育む。
この学生食堂〝さくら〟が就労継続事業所となったことで、通常の事業所に雇用されることが困難な障がいを持つ人に、就労の機会を提供するとともに、生産活動その他の活動の機会を通じて知識及び能力の向上のために必要な訓練を行うことが可能となる。
さらに、学生食堂としてオープンしたことで、学生にとっては単に食事をとる場所だけではなく、障がいのある人と接することで社会経験を積むことができる。
また、合資会社さんぽみちにとっても、これまでの就労継続支援事業所が、駅から遠い場所であったり、狭い場所であったりと問題が多かったが、駅から近くで、作業所スペースも確保されているというメリットがある。