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近畿大学は、キャリア・就職支援のＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）を推進するため、Ｖｉｓｉｏｎａｌグループの㈱ビズリーチ（所在地：東京都渋谷区）が運営するＯＢ／ＯＧ訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を公式に導入し、１０月６日に『ビズリーチ・キャンパス ｆｏｒ 近畿大学』を開設した。『ビズリーチ・キャンパス ｆｏｒ 近畿大学』は、２０２５年までに卒業生（ＯＢ／ＯＧ）と内定者（プレＯＢ／ＯＧとなる主に大学４年生）の登録者１０００名を目指し、学生のＯＢ／ＯＧ訪問での多様な接点作りを強化する。近畿大は、「ビズリーチ・キャンパス」の公式導入を通じて、以下のキャリア支援のＤＸを推進することとしている。
■ＯＢ／ＯＧ訪問・紙の名簿管理をオンラインへ
〇キャリアセンターでの紙のＯＢ／ＯＧ名簿による紹介を取り止め、学生自身がビズリーチ・キャンパスのアプリを活用してＯＢ／ＯＧを訪問することが可能に
〇卒業生の情報更新をアプリで対応することで、異動や転職、起業などを経た多様なキャリアを持つ卒業生（ＯＢ／ＯＧ）の情報収集を強化。学生は、「起業家」「副業・兼業」「ベンチャー企業勤務」など、さまざまな選択肢を知ることが可能に
〇内定者（プレＯＢ／ＯＧとなる主に大学４年生）との接点により、コロナ禍の状況下でも早期からキャリア観を醸成
〇近畿大学の内定者コミュニティである就職活動支援グループ「ＡＳＫ」と連携することで、プレＯＢ／ＯＧの登録を促し、コロナ禍の状況下でも早期からキャリア観を醸成
〇就活生だけでなく大学１・２年生向けの講義など、包括的なキャリア支援コンテンツを共同開発
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近畿大学には約３万人の学生が在籍し、５６万人を超える卒業生がさまざまな分野で社会の根幹を支える人材として活躍している。また、起業家育成や情報学部開設など時流に合った取り組みを行い、建学の精神である〝実学教育〟に基づき、学生の自律的なキャリアを支援している。昨今、コロナ禍の影響による就活環境の変化に伴い、オンライン就活などが一般化するなか、キャリア支援のＤＸも積極的に推進している。
これまで、近畿大キャリアセンターでは、卒業生情報を紙の名簿で管理していたため、ＯＢ／ＯＧ訪問を希望する学生は大学で閲覧する必要があり、ハードルが高くなっていた。また、卒業生が異動や転職によってキャリアが変わった場合に情報更新が難しいという問題も抱えていた。さらに、学生は学内の交流を通じて主に内定者から就活ノウハウやキャリア観を知ることができていたが、コロナ禍の影響でその機会も減る傾向にあった。
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