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〇経営学部生が人気和菓子店とともに、昨年に続き敬老の日限定のどら焼きセットを共同開発
〇「若者の和菓子離れを食い止める」をテーマに、地域に根付いた店舗と地域の特産品を使用した商品を開発し、地域創生を目指す
〇学生は商品企画から試作、パッケージ製作、販促まで手がけ、実学で商品開発を学ぶ
近畿大学経営学部キャリア・マネジメント学科の松本誠一准教授ゼミは、京都府精華町の人気和菓子店「御生菓子司ふたば」と、〝若者の和菓子離れを食い止める〟をテーマに地域創生の取り組みを行っている。
9月11日から敬老の日である19日までの期間、敬老の日限定商品として共同開発した3種のプリンどら焼きセット『ぎゅっとどらやき』を、御生菓子司ふたば精華町店・城陽店にて100セット限定で販売する。
経営学部の松本ゼミでは、〝若者の〇〇離れを食い止める〟を研究テーマとして、さまざまな企業や自治体とともに産官学連携の取り組みを行っている。この取組のなかで、学生から「和菓子は好きだが、店に一人で入るのはハードルが高い」という意見があり、昨年6月から、若者が親しみやすい和菓子及び店舗の開発・プロモーションに取り組んでいる。
若者が自ら和菓子店に足を運ぶきっかけとして、「『敬老の日』に孫と祖父母が時間や空間を共有するきっかけになる商品」というコンセプトで人気和菓子店「御生菓子司ふたば」と商品企画を展開。昨年も敬老の日にあわせて限定商品『あのねどらやき』を販売し、大いに好評を得た。
今年6月には、6月16日の「和菓子の日」の周知を目的に、和菓子のPR動画を作成し、総再生回数が9月5日時点で1万2500回を超えている。