高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、6月30日に始まった国連の「持続可能な発展のための国際基礎科学年(IYBSSD)」の趣旨に賛同し、日本から唯一の創設パートナーとして国内外の取組みを推進する。
国連は昨年12月2日の総会で、今年をIYBSSDとすることを決議した。持続可能な発展のための基礎科学の重要性を認め、認識を高めるよう呼びかけるもので、7月8日にパリのユネスコ本部で開催される開会式で実質的に始まる。
2023年6月30日まで世界各地で開かれるイベントや情報発信を通じ、持続可能な発展のための基礎科学の重要性を訴えていく。KEKでは今後、IYBSSD2022の趣旨に沿ったイベントの開催や情報発信を進める。
第一弾として7月上旬ごろに「カーボンニュートラル実現に向けたKEKの取り組み」小冊子を発行して配布。
また9月3~4日予定のKEK一般公開でもIYBSSD2022をPRするオンラインイベントを開催する。
IYBSSD2022に協賛する国内の学会などの機関は173に達している。