立教大学は池袋キャンパスで、「東京ハラルデリ&カフェ」の食堂営業を開始した。同大は22014年に文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援事業」に採択され、国際化を推し進めてきた。ここ数年はインドネシアなどイスラム圏からの外国人留学生が増えており、2016年にはこうした学生たちを主な利用者として想定した「祈りの部屋/Prayer Room」を池袋キャンパスに設置。売店でハラル対応の食品を販売するなどの施策を展開してきた。今回のハラルフードの食堂設置もこうした国際化・多様化の施策の一環として取り組むもの。
新座キャンパスは2020年9月にオープンしており、今回の池袋キャンパスでの営業開始をもって、両キャンパスでの営業体制となる。
同食堂は店内でタンドリー釜を使って焼き上げたナンやカレー、野菜を中心としたメニューを提供する。
なお営業にあたっては店内の換気、座席の間隔、消毒の徹底、各テーブルにアクリル板の設置など、感染防止対策を十分に行っています。
メニュー例:
インドカレー&ライス450円、
インドカレー&ナン450円、ガパオ丼450円、
ロコモコ丼セット550 円等
これらの料理は、添加物を一切使用しない自家製調味料や直接仕入れた鮮度の良い食材にこだわっており、学生に健康的で安価なメニューを提供している。今年9月に始まる新たな外国人留学生受け入れ制度であるNEXUS/PEACE プログラムに伴って留学生の増加が見込まれるところ、ハラルフードやヴィーガンメニューが提供可能であり、食のグローバル化とバリアフリー化に貢献できる。