日本科学未来館(略称:未来館)は、研究開発の〝いま〟を見せる新シリーズ企画「Mirai can NOW(ミライキャンナウ)」を開始する。未来を考える〝入り口〟として、①Life(ライフ)、②Society(ソサイエティ)、③Earth(アース)、④Frontier(フロンティア)の四つのテーマを設定し、それぞれの研究開発の最先端トピックについて触れて、感じて、体験してもらう企画。第一弾として「Society」をテーマに、移動や対話ができるロボットから、最新の卓球ロボットまで、自由な発想から生まれたロボット技術を体験できる「空想⇔実装 ロボットと描く私たちの未来」を、7月8日㈮から8月31日㈬まで開催する。
「こんなことができたらいいな」と、かなえたい夢を思い描く「空想」と、描いた夢を科学や技術の力で形にしていく「実装」。空想と実装を繰り返すことで、人々は未来をつくっていくことができる。
このイベントではソファー型の移動ロボット『poimo(ポイモ)』や、まるで旅行代理店での接客担当者のように観光案内をしてくれる対話ロボットなど、企業や大学で研究開発中のロボット技術を公開する。
また会期中、人工知能(AI)技術を用いた卓球ロボットの最新機が期間限定で展示するとともに、人工知能やロボットなどを用いて個人を再現するデジタルクローンなど、未来をつくる技術やアイデアをテーマにしたワークショップやトークイベントを、専門家を交えて開催する。空想と実装を行き来する楽しさや未来の可能性を体感することで、ロボットが人々の暮らしに溶け込んでいる未来社会を想像する。
期間中の7月8日から同10日㈰までの3日間は、〝未来の可能性に触れて、感じて、体験する〟初の全館イベント「Mirai can FES -ミライキャンフェス-~あなたと未来をつくる3日間~」を開催する。「Mirai can_!(ミライキャン)=〝未来は、かなえるものへ。〟」を共通テーマに、15の限定プログラムを展開する。
未来館が掲げる2030年に向けたビジョン「あなたとともに『未来』をつくるプラットフォーム」の実現に向けたキックオフとなるイベント。①Life(ライフ)、②Society(ソサイエティ)、③Earth(アース)、④Frontier(フロンティア)‐の四つのテーマに関連したトークイベントなどを展開する。さらに、未来館をフィールドに研究開発に取り組む12のプロジェクトについて紹介する。