2022年6月30日 【近畿大】建築学部生が企画関わる 商業施設「石切回廊」が1日にオープン

■ポイント□

〇建築学部の学生・教員が企画・計画・設計に関わった商業施設「石切回廊」がオープン

〇石切参道商店街と3年間にわたる継続的な連携によって、多彩なイベントを実施

〇商店街・地域の活性化と商業施設「石切回廊」の計画に大学の研究室が継続的に貢献

 

近畿大学建築学部都市計画研究室(担当教員:脇田祥尚教授)が企画・計画・設計に関わった商業施設「石切回廊」が、7月1日㈮にオープンする。同2日㈯・3日㈰には、学生企画によるオープニングイベントを開催する。

東大阪市の石切地域では高齢化が進み、町の担い手となる若者世代が少なくなりつつある。都市計画研究室は、石切地域を活気づけるために、令和元年(2019年)から継続的に石切参道商店街や石切地域のまちづくりに関わってきた。地域住民らとまちづくり団体「石切のわ」を立ち上げ、昨年10月には石切参道商店街にサテライト研究室を開設した。

こうしたなかで、石切神社の鳥居前、石切参道商店街の起点となる場所に商業施設の計画が立ち上がり、都市計画研究室も企画段階から協力してきた。

〝健康・食・癒し〟で地域活性化

今回オープンする商業施設「石切回廊」は、〝健康・食・癒し〟をコンセプトとする地域の活性化拠点として、地元住民らにくつろぎの場・活動の場を提供し、石切を訪れる人々にまちの魅力を発信することを目的とするもの。都市計画研究室の学生・教員が地元住民らに提案を繰り返して実現したもので、まずは4店舗がオープンし、8月頃には全6店舗が営業を開始する予定。

オープニングイベントでは、学生が中心となり、石切地域で活動する方々の協力のもと、イベント参加者に石切参道商店街を花を持って歩いてもらう「花の切符」や青空ヨガ、フォト展示、薬膳茶等配付、理科の実験、絵本読み聞かせなどの企画を実施。パネル展示によって石切参道商店街の店舗紹介やまちづくり団体「石切のわ」の活動紹介なども行う。

都市計画研究室は、「石切回廊」のオープン後も、この施設の運営、地域の活性化に関わっていく予定。


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