□ポイント■
〇保育者目指す学生の研修の場
〇キャンパス移転に伴い等々力から世田谷に開設
〇多彩な遊び方ができる設計、子どもたちがのびのびと楽しむ
東京都市大学は6月10日、世田谷キャンパス(東京都世田谷区)に子育て支援センター『ぴっぴ』を開設した。今年4月に同大の人間科学部児童学科が等々力キャンパスから世田谷キャンパスに移転したことに伴うもの。今年で開設18年目となる。現在は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、完全予約制。
東京都市大子育て支援センター『ぴっぴ』は、2004年6月1日に同大の前身校の一つである東横学園女子短大に開設された子育て支援施設。日本初の大学設立の常設子育て支援センター。
同施設は0歳から就学前までの子どもと保護者を対象とした遊び場であり、保育者を目指す児童学科の学生の研修の場でもある。このため、2~4年生が各学年で、演習科目の「子育て支援演習」で、観察実習として利用している。
施設には非常勤の保育士が3名常駐しているが、親子の当たり前の日常を大切するため、プログラム活動やイベントのような保育士からの積極的な介入を敢えて行わず、自然な関わりを通して親の子育てを支えている。
東京都市大学は今年4月、等々力キャンパスの人間科学部児童学科が世田谷キャンパスに移転。それに伴い、『ぴっぴ』も世田谷キャンパス内に移り、リニューアルした。
子どもたちが親しんだぬいぐるみなどはそのまま引き継ぎながら、新しい遊具や外遊びのできるテラス、ベビーベッド、子ども用トイレを備えるとともに、窓際には滑り台を設置。さまざまな遊び方ができる設計になっており、子どもたちがのびのびと楽しむことができる。
現在は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、1日16組(午前・午後 各8組)限定の事前予約制で運営しており、ウェブサイトからの申し込みが必要になっている。