東京大学先端科学技術研究センター(東大先端研)は、先端アートデザイン分野が中心となり「Nature-Centered」の視点から1200年後の未来を語る「高野山会議 2022」を6月30日㈭午後1時 30分から7月3日㈰午後3時まで開催する。
「高野山会議」は、開創から1200年の歴史を持つ高野山の真言宗総本山金剛峯寺と高野山大学を舞台とし、東大先端研の新しい研究展開をに広く紹介する。さらに、〝科学技術×アートデザイン×宗教〟の深い対話を通じてダイバーシティとインクルージョン(D&I)の未来を形づくることを目的とした、ユニークな科学文化学術会議。昨11月に初開催し、今回は2回目となる。
会議ではテーマごとにセッションを設け、各方面で活躍している有識者による講演をはじめ、社会連携研究部門パートナー企業による公開ディスカッション、東京フィルハーモニー交響楽団による弦楽合奏公演、高野山内外のエクスカーションなど、多様なプログラムを用意している。
空海の曼荼羅の世界に満たされた高野山で、アートデザインと科学を結び、包摂的な社会を実現するために何ができるかを感性豊かにディスカッションする。
東大先端研は、1987年の設立以来、学術の発展と社会の変化から生じる新たな課題へ挑戦し続け、新領域を開拓することによって科学技術の発展に貢献することを使命としている。材料、環境・エネルギー、情報、生物医化学、バリアフリー、社会科学の六つのカテゴリーのもと、50にのぼる研究室が文・理の垣根を越えた領域横断の研究活動を行っている。
昨年1月に設立した先端アートデザイン分野は、先端科学技術研究センターのあらゆる分野と連携を図りながら、多様な人材が経験と知識を共有し、互いに気づきを与え合い、種々のプロジェクトを展開している。
※ 17日投稿分で、見出しに誤りがありました。関係各位にご迷惑おかけしたことをお詫びします。