新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は次世代通信技術である「ポスト5G・6G」通信分野などで、さまざまな電子部品やその製造設備などに使用されるファインセラミックス部材の産業競争力確保のため、革新的なプロセス開発基盤の構築に取り組む「次世代ファインセラミックス製造プロセスの基盤構築・応用開発」事業に着手する。
同事業では、これまで行われてきた〝経験と勘〟などに基づくファインセラミックス製造のプロセス開発を変革し、計算科学との融合・連携によってプロセス開発期間を大幅に短縮するプロセス開発基盤を構築する。
また、構築したプロセス開発基盤を活用する企業が、幅広く製品開発に適用できるよう支援することにより実用化を加速し、2035年までに目指している「ファインセラミックス部材の出荷額約1兆円の増加(2019年比)」につなげ、わが国ファインセラミックス産業の競争力強化を目指す。