慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)は、6月7日から12日までイタリア・ミラノで行われる世界最大規模のデザインの祭典、ミラノサローネ(ミラノデザインウィーク 2022)に出展する。2015年のサローネサテリテ、2016年のトルトーナ地区での大学単独出展、2017年のミラノサローネでの中心的存在であるSuper Studioでの展示、2018年の慶應SDM修了生の企業との共同展示などを経て、6回目の出展となる。
新型コロナウイルスとの戦いも3年目に突入し、個人や社会全体で健康に対する考え方や取り組み方が問われ続けている。
慶應SDMは、問題をシステムとして捉え、構造を明らかにしつつ、そのつながりをより良いものに変えていくことで、全体としての振る舞いを最適なものに向かわせていくことが重要だとの認識のもと、さまざまな取組を展開している。
慶應SDMは今回「New HOLOS -Awakening to New Health-」をテーマに、普段自分でも気がついていない嗅覚の衰えに着目した新しい習慣型トレーニング「余薫」、普段必要だとわかっていても実践しづらい毎日の適切な水分補給を促すプロダクト「AQUASTASIS」という二つのソリューションを学生と修了生のチームが展示する。
慶應SDMはミラノサローネへの出展を通して、システムズエンジニアリングを基盤としたシステムデザインの教育による社会課題解決の可能性について認知向上を目指している。